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​ 響 -The Relationships of HIBIKI/YURA -

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御津 天門

  天門→響の関係性 

 放浪中にお世話になった知人で術を教えて貰っている 。

 師でありながら姉のように慕っている。

  御津 天門 

 放浪中にとある狐神の話を聞いた 。

 元々違う毛色をしていた狐が居て、今は術で全ての色が美しく統一されているのだとか…。

 たまたま出くわしたのはオレにとって幸運だったのかもしれない。

 

 「響姉さん、今日も術を教えて頂けますか?

  早くオレも姉さんのような綺麗な漆黒の艶やかな毛並みになれると嬉しいのですが…(苦笑)

  お礼は…今日も姉さんへ良い事がありますようにと祈願させて下さいね」

   響 

 ぞわり。 全身の毛が逆立ったのも束の間、誰が気付く間もなく元に戻り、

 そしてその失態に耳が少し萎れた。色の欺きを言われてもすぐに我を取り戻せたのは、

 目の前の狐神もまた己の色に一物を持っていることを知っていたからだ。

 

 「懲りないねぇ。

  アタシに出来ることなんて、まやかしで真を昏ませることくらいさ。

  乞う程のものでもないよ」

 

 表情を気取らねぬよう、手のひらから小さな幻の灯りを幾つか宙に舞わせて

 陰を作りながら「それにね」と続ける。

 

 「アンタは綺麗さ」

 それは自分にとってどちらも懐かしくて遠い色だ。ゆっくりと狐の唇は薄く弧を描く。

 

 「アタシはいいから、少しくらい自分の幸いを祈りなさんな」 

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清沁

  清沁→響の関係性 

 旅をしていた頃に知り合い、色々と世話を焼いてくれた恩人。

 『姉様(あねさま)』とお呼びして慕っている。

  清沁 

 「あっ、姉様。ここに居られたのですね。

  姉様の好きな菓子を頂いたので、一緒に召し上がられませんか?

  姉様の好きな御茶も煎れて参ります」

   響 

 茶を煎れると離れていく背中を見遣った狐は軒下に腰を下ろしている。

 月影を切り取る木々を望んでいると、程なく近付いてくる小さな足音にぴんと立った耳を

 ぴくぴくとそばだてた。

 

 「人の子や他の狐たちとはいいのかい?

  清坊(さやぼう)の煎れる茶は、世離れしたアタシが独り占めしていいものじゃないさね」

 

 やれやれと小さなため息を吐いている傍ら、黒い尾はぽんぽんと主の隣を掃いた後、そっと場所を空けた。

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©2019 狐神様の縁結び

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